ロシアの軍事作戦の行方
(一番 上の写真は ロシアが誇るスホイ30だ。左写真はロシア空軍 部隊員たち 食事風景 )
ロシアによる IS爆撃はうまくいっているようだ。
アメリカはロシアのASAD擁護に 反対するために シリヤを インフラストラクチャーが
不完全な国としたいがために インフラを滅茶苦茶に爆撃しているようだ。なんという根性の
浅ましい 国だろうか。自分達が手を引いた後でも無価値にしておきたいという魂胆だ。
ロシアは昔からシリヤの同盟国であり、自国の領土とも近いからアサドの要請を受け、また
ISのロシア上陸を避けるためにもIS撲滅は理にかなっている。アメリカの本音はあくまでアサド
打倒だから、ロシアの意図は粉砕したいのはやまやま。EUもそれに同調していたが、最近は態度が
不鮮明だ。EU域内の経済の低迷でアメリカばかりに同調していられない理由もある。特にドイツの
論調は微妙であり、VW社の不正ソフトウエア―問題でアメリカ国内で突き上げられたのはそのいい
証拠だ。
一方、ロシアの国内ではプーチン氏の支持率は90%以上に上り、ますますその指揮力を発揮して
いるが、国内の反プーチン派もモスクワで戦争反対のデモをしたりして意志表示をしているが、
賛成派の声にかき消されているようである。経済は相変わらず低迷、ルーブリの価値も下がりっぱなし
一般庶民は節約の日常を送っている。憂さ晴らしにロシア正教の寺院に詣で、祈りに明け暮れするのも
日常茶飯事だ。同盟国中国の支えがなければ、ロシアもここまで大胆な政策をとれなかったかもしれな
い。もちろん中国も経済は大変な時期、破たんすれすれとかいわれているが、習氏、よくロシアを背後
で支えてくれている。ロシアと中国は地続きで、ロシアからの安価なエネルギー供給は中国を大いに
強気にさせているのだ。
目を転ずればシリヤの国民はアサドに対してどうかと言えば下記の引用にもあるが、アサドを半数
以上の国民が支持しているのだ。もちろん多くの国民が難民としてドイツ、その他のヨーロッパ国に
出国しているのも事実だが直接の原因はISの脅威が大いにあったことだ。
事実アサド大統領に関してはその統治能力は今一と筆者は思う。もとはと言えば英国留学後
医者になった経歴の持ち主で自分の兄弟が死亡後予期せず大統領になったということが英国の
新聞で報道されている。中東は複雑だ。沢山の乱立する古い王家や部族の存在でその政治内部の
抗争、対立はイギリス、フランスなどのかつての列強支配の思うツボでもあった。中東のかく乱は
止まることを知らず、またアメリカの横合いからの干渉により、リビア、エジプト、イラク、
アフガンなど、いまだに戦闘を継続ないし、係争が絶えない状況だ。
米もNATOもあるいはEUの戦争カタン勢力も一度、中東から手を引けと言いたい。
下記はシリヤの国民のアサド支持を実際世論調査をした結果に基づいた文書である。参考のために
ここに引用しておく。
アル・ヌスラに資金提供しているアメリカの同盟者カタール政権が、2012年にシリア国民を調査するた
め世論調査会社を雇った際、判明したのは、55%のシリア国民が、彼に大統領であり続けて欲しいと
思っていることだった。更に、2015年9月18日、私が報じたように“世論調査で、シリア国民は圧倒的
に、ISISはアメリカのせいだと非難していることが判明”、しかもこうした最近の世論調査は、
ギャラップと関連しているイギリス企業によるものだった http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/訳
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