EU,米、日本の対ロシア経済制裁が始まる

 

e 29.07.14

 

ヨールキン氏による制裁のカリカチュア

http://www.polit.ru/

 

米国共和党のリンゼイ・グラハム氏は「ロシア経済に対する制裁はイタリア一国の経済と同程度のダメージを与える。私はロシア人が引き起こした痛みを自分らで味わって欲しいのだ。プーチンをリーダーにすげておくためにはそれなりの痛みを国民に引き受けてもらいたいのだ」とロシアに対する憎しみを赤裸々に語る。Republican Senator Lindsey Graham in the US spoke in a similar vein, telling a reporter, “Sanctions against the Russia economy; we could grind it into the ground. It’s no larger than the size of the Italian economy. I want the Russian people to feel pain in response t

MH17マレーシア機に対する犯人探しの過程でロシア対欧米の激しい罪のなすり合いが始まり,既に10日余りが経過している。その間、戦闘機BUKをどの筋が使用して撃墜させたか、ブラック・ボックスの問題,撃墜されたMH17の機体回収を三ヶ国から派遣された人々を遠ざけて回収をさせないとか、機体の周囲に散乱している物品は真新しいものも散見して、これが高度1万メートル以上から墜落したものには見えないとか、全く割れていないウイスキーの真新しい壜など,不可解な事象が多く見られる。第一パスポートに穴打ちが何箇所も見つかっており、明らかに不自然と見る論文を書いている専門家もいる。更に17日墜落、数時間しか経過していないのに死体は極めて強い異臭を漂わせており、数週間あるいは数ヶ月の冷凍保存を思わせるような腐乱状態であったという目撃者の発言もあり、これらを総合すれば相当数の専門家をまじえた精密な調査が是非とも必要である事は喫緊の問題である。ここでは事の真相究明も重要だが、このブログで以前から言及している制裁の動きも触れてみる。

http://www.wsws.org/ のPeter Symonds氏によれば、EUが今週発動下対ロシアの制裁はかなりきびしいものらしい。具体的にはロシアの大手ニ行に対する金融制裁で、EUのコミッションに寄れば、もしも計画された制裁が完全実施されれば、脆弱なロシア経済は今年、1.5%落ち込み、来年は4.8%も低下するらしいのだ。しかし、それはロシアのみの問題ではない。

米国よりも10倍のロシアとの貿易量をもつEUにとってもまさにリスキーなのだ。ロシアはEUの銀行からおよそ155億万ドルの融資をうけており、そのうちフランスの銀行に47億万ドル、またドイツの金融機関からは17億万ドルを受けているので、ロシアを枯渇させることは自分たちの首をしめることにもなる。またここで言及しないが、ノルド・ストリームをつかったドイツへの天然ガス輸出や、ウクライナのロシアに対する未払い金、また対IMFとの絡みなど複雑は要素が幾重にも絡まっており、それらを早急に解決することはできないのである。

the pain they’ve caused.” The way to get to Putin was “to basically make the Russian people pay a price for supporting this guy.”

これらの欧米の制裁発言に対して、ロシアのラブロフ外相は、マイナス点ばかりでなく制裁により、ロシア経済がかえって強くなり、不要なゴミの整理にもなると強がりをいっているようだ。彼の発言はある意味では真理であり、ある意味では注意を要する発言でもある。

米国追随の日本のロシア制裁はかなり控えめなもであろう。が、しかし何でもかんでも米国にべったりの安倍の態度にはさすがのプーチンもげんなりだろう。しかし、プーチンには彼のことなど眼中にない。憐れな日本の愚総理に映るだろう。北方領土はこれでお決まり、歯舞、色丹どまりになる事はしかたないだろう。

 

 

 

 

 

 

7月 30, 2014

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