7月 23, 2014

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善隣国際協会講演会のお知らせ「 犬ぞり北極踏査から見える北極環境の変遷 」

 

なかなか来てもらえない人が、日時が合って、善隣に来てもらえます。

この機会に、傾聴を。!!

 

 

【計画の背景】1988年から現在に至るまで北極圏をベースに徒歩や犬橇による遠征を続けてきた。活動を続ける中で極地研究者の方たちとの出逢いがあり、1995年からは北極圏での様々な学術調査に参加し、地球環境の急速な変化を科学的に知ることになる。同時にそれまでの個人的な極地への取り組みとは別に、極地観測という科学的な関心を強く持つようになり、1998年と2000年には的場澄人博士と共同で、犬橇によるグリーンランド北部、内陸域観測調査を実施。また20042006年にかけて、第46次日本南極地域観測隊に越冬隊員として参加したことにより、学術調査の重要性を再認識し、2006年から10年間にわたり北極圏環境調査プロジェクト(第一次20062010年北極圏沿岸域=グリーンランド~カナダ~アラスカ・第二次2012年北極海域=北極点・第三次2015年北極圏内陸域=グリーンランド氷床)を計画するに至った。北極圏は地球が抱える「温暖化」や「人為汚染」といった影響が顕著に表れる場所だ。継続的に海氷や雪氷などのデータ収集をしたり、北極圏各地に暮らすエスキモー民族から自然や生活環境の変化の聞き取り調査をすることは、地球の環境推移を正しく知ることに繋がる。これまでは公的資金のもと極地観測は実施されてきたが、民間支援による極地観測調査活動も必要な時代ではないだろうか。研究者の方たちと共同で、自然の変化が急速に見られる北極圏で広域な観測調査を継続して実施し、極地の現状を自ら情報発信していくことで次の世代に繋げたい。「自分に何ができるか?」。このプロジェクトを通じて、私達が取り組んでいかなければならない環境問題に対し、次の世代へ繋げるべく、ひとつの貴重な貢献になると信じている。

■計画の概要 ≪予定 2006年~2015年≫ 

1.第一次AVANGNAQ計画 北極圏沿岸域環境調査

※すでに2006年~2011年の5シーズンにかけて沿岸域での活動が終了した。

2006年~2011年 北極圏沿岸域環境調査(グリーンランド~カナダ北極圏~アラスカ)     

(1)1シーズン目200610月~20075月 グリーンランド西海岸北部、シオラパルク村滞在

(2) 2シーズン目200810月~20085月 シオラパルクに滞在後、スミス海峡までの活動

(3) 3シーズン目  200811月~20095月 カナダ、ヌナブット州レゾリュートをベースに、バサースト島~ケンブリッジベイ付近までの活動

(4) 4シーズン目  200912月~20105月 3シーズン目からの継続した活動

(5) 5シーズン目  201011月~20114月 4シーズン目からの継続した活動

(6) 6シーズン目  201110月~20125月 5シーズン目からの継続した活動

(7) 7シーズン目  201211月~20134月 6シーズン目からの継続した活動

(8) 8シーズン目201310月~20146グリーンランド西海岸北部、シオラパルク村滞在

2.第二次アバンナット(AVANGNAQ)計画 北極海域調査 北極海域環境調査(カナダ北部・グリーンランド北部~北極点周辺)

3.第二次アバンナット(AVANGNAQ)計画 北極圏内陸域調査 北極圏内陸域環境調査(グリーンランド内陸氷床)

 ■ 目 的

1.北極圏域で研究者の方たちと共同で、継続的な観測調査を行う。

2.インターネットによる現地から環境状況の報告、発信。

3.北極の美しい自然や、各経由地から現在のイヌイットの暮らしを伝える。

 ※北極圏の「自然環境」と生活する人々の「生活環境」をテーマに活動。

 ■ 移動手段:  古来からグリーンランド北部アバンナッソア地区のイヌイットによって伝承されてきたスタイルの犬橇を使用する。犬橇は大気を汚染せず、環境にやさしい。

 

◆テーマ: 犬ぞり北極踏査から見える北極環境の変遷 

 

日 時 : 2014年 7月 25日 (金)14:00~  

 

講 師:  山 崎 哲 秀  犬ぞり北極冒険家 46才

 山崎哲秀(1967生)は、日本の極地探検家。北極圏を犬ぞりで観測調査遠征を行うアバンナットプロジェクトを行っている。 兵庫県出身。洛南高校(京都府)卒。 大阪府高槻市在住。  1988年にアマゾン河イカダ下り単独行を経て、1989年からは北極圏(主にグリーンランド)遠征を繰り返し、グリーンランド北部エスキモー式の犬ぞり技術や狩猟技術を継承。北極圏観測調査をはじめ、第46次南極地域観測隊(越冬)にも参加、現在は犬ぞりによる「アバンナット北極圏環境調査プロジェクト2006-2015年」10年計画に取り組んでいる。 (社)日本雪氷学会会員、南極倶楽部会員。

◆場所 : (一社)国際善隣協会 5階 会議室

   東京都港区新橋1-5-5 TEL:03-3573-3051

   JR新橋駅銀座口から3分、東京メトロ銀座線新橋駅1 番出口 から1分

  外堀通りの野村證券と三井住友銀行の間の小路を左折し、突き当たりの

    魚料理「さかなのまんま」がある「国際善隣会館ビル」の5F

      http://www.kokusaizenrin.com の「交通図」をご参照

◆参加費 : 500円   学生無料

協会員以外の方のご参加は、原則 氏名、所属、メールアドレスのご連絡を希望します。(出席通知は、多少不確定でもお送り下さい)メール:fukutomi@kokusaizenrin.com (事務局)03-3573-3051

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