何故エルトン・ジョンだけがプーチンに許されるのか?
プーチンは先日、同性愛者はソチ五輪でも問題になるかもしれないが、エルトン・ジョンの同性愛は許
せると言ったそうだ。
これに対して、エルトン・ジョンが異例の書簡をあきらかにした。
それによると昨年ロシアで6月に「同性愛宣伝禁止法」が成立され、それを知った彼はモスクワ訪問を
ひどく心配していたが、彼がモスクワに着くとロシア人は以前と変わらず、彼に友好的かつ紳士的にふ
る舞ってくれてそれには感動したが、ロシアの国内における身内の同性愛者には酷い差別と苛酷な暴力
的制裁をしていることを知り、慄然としたと書いている。同性愛者とわかれば、HIVの検査もろくにう
けさせてもらえず、彼等から情報はシャット・アウトされてしまうのだ。子供の性的虐待と結びつけた
同性愛者に対する偏見は著しい人権侵害であるとジョンは訴えている。
もともとロシア社会はミール共同体のような家父長制の色濃い社会を形成してきており、男がマッチョ
なことが良しとする考え方が圧倒的多数であったが、同性愛が男のひ弱さのシンボルのように見られ
てきたことも事実であるが、19世紀、20世紀のロシア文学をひもとけば、僧院における同性愛、尼
僧院における同性愛などの描写は実に多く散見される。
更に、プーチン、メドヴェージェフが近年推し進めているロシア正教の布教政策は同性婚を逸脱したも
のとして禁忌させている。キリル総主教は。欧米の同性婚を「世も末」と批判しているのだ。(既出)
少子化に対する人口政策として、厳しく禁止するということもある。→この件はロシア社会の中では深
く、様々な要因がかさなっている。時を改めて後述する。ガーディアン紙参考: gu.com/p/3m59x/tw
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