中国とロシアの連携ー上海条約機構の国々との協力関係を保持する
ここのところ米のアジア太平洋地域における海軍艦船の6割の配置は周辺国に大きな緊張をもたらしている。
特に中国は直接の当事国として対処の方法を模索しているようだ。米のパネッタ長官はシンガポールの演説で米の国防費削減と戦略上アジア・シフトの意向を明らかにすることによって世界における米主導の面目を保ちたいのだ。ここのところ続くアフガンからの撤退など世界戦略上過去の栄光にひき比べ、米国人のプライドがうづく現象が続いている。一方中国にとっては聴きずてならないことだ。フィリピン、ベトナムなどの周辺国との軍事演習は中国の神経を逆なでする。自国のGDPの昨年比マイナスを懸命にカバーしている矢先なのだ。
とにかくしゃにむにエネルギーを確保し、生産規模の拡大を図っている最中なので、必要以上の軍事費を増強させるのはご免だと思っているのが本音だろう。
この状況をうかがっているのがロシアだ。
中国に石油、天然ガスの供給をちらつかせながら、プーチンは4日の人民日報では、上海条約機構の加盟国との連携が今後の国際政治のカギだと主張。加盟国や、モンゴル、インド、パキスタン、スリランカ、トルコなど準加盟国とよべる国々との一層の緊密なる共同行動図ろうと呼びかけている。
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