中国の食糧援助と北朝鮮金日成生誕100周年
最近の北朝鮮は何事もお騒がせで隣国の日本も辟易とする
ことが多い。つい最近22日のニュースでは金日成生誕100
周年に合わせて4月14日に宇宙に向けて人口衛星(?)を打ち上げ
るという。
日本の防衛省では米と緊密な連携をとりながら迎撃用のミサ
イルの配備・点検をし、かなり神経をとがらしている模様。
イズべスチア・ニュ-スによれば、北のこの動きがかえって日
本の2013年に向けての迎撃ミサイル網のさらなる設置を促進
させるだろうと予測させている。Япония готова сбить все,
что прилетит из Северной Кореи http://www.izvestia.ru/
news/519515
この動きと前後して中国は生誕祭に合わせて、北が要求して
きた食糧援助を粛々とおこなっているのだ。米、トウモロコ
シ等45万トンを貨車に積み出荷。中国は隣国の金日成生誕祭
は北にとってきわめて重要なことだと受けとめ、また北の安定
は自国にとっても欠くべからざることだという認識のもとに過
去20年間のなかでも最大規模の量を準備したという。北朝鮮側
にとっても作物は2年続きの不作で食糧は底をついている。アメ
リカとの交渉で濃縮ウラニウムをつくらないという約束の下に
食糧援助をとりつけたが、アメリカとの約束はいつも何かを
禁ずるからその見返りに援助するというオブリゲーション
つきで東洋人にとっては屈辱的だ。しかもその援助の額は限
定的で中国の援助の2分の1位にしかならない。いずれにして
も今の段階では中国は北の挙動を静かに注視していくよりほか
ないだろう。しかしそう遠くない時期に何らかの動きはでてく
ることは間違いない。
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