プーチンと政治
ロシアの統計専門家によれば大統領選挙選では900万の幽霊投票者がいたそうだ。この数からすると公式発表の65%の投票率は実際には56%で、プーチンに投票した人は63.5%ではなく実際には57.5%になる。これは欧米のメディアが不正選挙があったと批判したことを期せずして裏書きしてしまったようだ。
選挙前から不正がまかり通っているという批判を受けて、2か月前からロシア国内数か所に監視カメラを設けたが、きちんと作動したかは疑問。きちんとした選挙システムを構築することも極めて重要。プーチンは今後何をめざすか。
第一は大国としてのロシアの威信を保持すること、第二には資源国からグローバル時代にふさわしい産業立国をめざして
いること。第三には従来なおざりにされていた極東開発を推進させることに力点をおくことだろう。今後は9月のAPEC開催を見据えて以上の点を注目していきたい。
とりわけ極東開発には日本が主張している北方領土の問題も含まれるので日本もよほど論点を整理して対処するべき喫緊の問題である。
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