NSA元職員スノーデン氏政治亡命事件 

 

 

エドワード・スノーデン容疑者(ロイター)

元米CIAーNSA職員、エドワルド・スノウデン氏

今月7、8両日の米中首脳会談で、オバマ大統領と習近平国家主席は「新たな形」の協力関係構築で一致したばかり。習氏は主席就任からわずか約3カ月で訪米するなど対米関係を重視する姿勢を示していたが、その席上、オバマは中国に対して中国からのハッカー行為を議題に上げたかったようだが、スノウデン事件でその意図も無残に腰くだけとなった。スノウデン氏がNSAの内部告発を始めたのはちょうど米中の会談の前日であり、ここに周囲からスノーデン氏が中国側のスパイではないかとかんぐられる所以だ。それ以来香港逃亡し、香港では安全を保つために市の中心部の個人宅に匿われていたとか、そこにはプロの防諜網の影があることも否めない。実際香港というところはやろうと思えば金さえあればなんでも可能なところだが、イギリスの植民地の歴史により、当然、英国の防諜網も米と同じく、いや、それ以上にがっちり張り巡らされているだろうから、ス氏が個人的に香港に滞留することは極めて危険であり、ありえないことだ。ここで中国側が言う一国二制度というと香港がまるで中国と違う制度をとっているように思えるが、実は経済はかなりフリーハンドであるが、防衛、防諜の点では中国の手中にあるのは既成の事実である。この点は中国側は極めてうまく目くらましの表明をしているようだ。この事件が解決されれば結局どこの国が漁夫の利を得られたが如実にわかるだろう。

米当局により訴追された容疑者は23日に香港からモスクワに移動。米国と香港の間には犯罪人引き渡し協定があり、身柄を香港から戻す手続きなどを急ぎ、23日モスクワのシェレメーチェヴォ空港に到着。それ以後トランジット・ゾーンにはりついるもようだ。

南米エクアドルに亡命申請しており、まず経由地のキューバに向かうことを予定していたが、滞在一週間目の30日も動きはなく、空港内のトランジット・ゾーンに依然として留め置かれている。この間亡命希望のエクアドル政府と非公式に何回か連絡を取り合っていることは推定できる。そのほか、ヴェエズエーラのマズーロ大統領が政治亡命を受け入れを表明している。

米からのロシアへの再々の脅しもあったが、KGB上がりのプーチン氏は米の圧力にたくみに対峙し、うまくそれをかわしているようだ。

その後、米の通称代表部のフロアマン氏はエクアドルに対して関税特恵措置の見直しを図ると通達したが、エクアドル側は米からの措置に対して米から輸入量でそれに見合うだけのものを米に還元していると鼻息も荒い。

フロマン氏は亡命申請との関連については言及しなかったが、米議会にはエクアドルに圧力をかけるために更新の見送りを求める声もある。

 一方、エクアドル政府は「いかなる脅しも圧力も受けない」との声明を27日発表し、自ら特権を放棄すると反発している。ここで、ロシア側はエクワドル、ヴェネズエラ側の代表とモスクワで2日にこの問題を協議する意向を表明したようだ。ロシア側は一週間もあれば十分にス氏から米の諜報組織の全容、またその戦略、最新の諜報技術などをすでにききいれたであろうから、「すでに用はない、早く立ち去れ」というのが本懐であろう。要は米国の世界最大の防諜組織の規模と仕組み、またその機能性を英国の防諜組織ともども把握できることは中国、ロシアにとっては大きな、またとない情報だ。23日ころからオバマ氏がやっきになっているのもその焦燥感は手にとるようにわかる。ス氏は万が一ス氏の父が言うように「米国に帰国しても安全に住める」などというのは虚言だ。NSAからそう言わされているにすぎない。帰国したら重罪で死刑だ。ー

これに対して米の市民はその危険性を察知して次のように意見を開陳している。

2013.6.18 23:45 [米国

 「18日付の香港紙、明報は、米政府による個人情報収集活動を暴露し、香港に滞在中の米中央情報局(CIA)元職員エドワード・スノーデン氏について、54%の市民が米国への身柄引き渡しに反対しているとの世論調査結果を掲載した。

 世論調査は13、14両日に電話で行われ、約500人が回答した。米側への引き渡しを支持する人は20%だった。

 米政府の個人情報収集活動をスノーデン氏が暴露したことについて、正義のためであり正しいとしたのは42%、国家機密を漏らしており間違っているとしたのは24%だった。」(共同)続

 

 

6月 30, 2013

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Category: 政治・経済

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